第13回ギター教室発表会終了しました(第三部)

第一部、第二部とアコースティック(クラシック)ギターでしたが、第三部はガラッと雰囲気を変えてエレキギターによるバンドアンサンブルです。プロのミュージシャンをお招きし、本格的なバンドサウンドの中で演奏していただきました。それでは早速振り返ってみましょう。

今回で3回目のOくん。一昨年は僕とデュオ、昨年はカラオケ(バンドアレンジ)を使って僕と演奏をしましたが、今年は念願の生バンド。プロミュージシャンの生演奏をバックにして凄く楽しそうだったのが印象的でした。

今年に入ってエレキギターを手に入れたIさん。元々アコースティックギターのレッスンをしていましたが、発表会ではエレキギターにチャレンジしていただきました。曲の中盤から後半にかけてヒヤッとした所がありましたが、インテンポをキープして元に戻れました。やや未完成のまま本番を迎えましたが、その中でもベストの演奏でした。

第二部ではアコースティックギターでしたが、第三部ではエレキギターに持ち替えて演奏したHさん。元々エレキギターでしたが、コロナ禍をきっかけにアコースティックギターを始めました。久しぶりのエレキギターでしたが、メロディーがしっかりと歌えてましたし、カッティングのキレも良かったです。今後もエレキとアコギ両方楽しんでいただけたらなと思います。

今回で7回目のKさん。今までで一番難易度の高い曲にチャレンジ。例年、緊張のしすぎによる出だしの不安定さがあったので、出だしがしっかりと弾けるように本番に向けて取り組んできました。その努力が実り本番は見事な出だしでスタート。途中までほぼパーフェクトでしたが、曲の半ばでハプニング。間奏中に1小節飛ばして早く弾き始めてしまい、修正できないまま数小節進んでしまいました。僕が鼻歌でメロディーをKさんに伝えるとようやくミスに気がつき大きく崩れることなく修正。ここにKさんのこの1年の成長を感じました。個人的には今回の発表会の中でも大きく印象に残る一幕でした。

カメラマンとしても大活躍だったBさん。いつも素敵な写真をありがとうございます(この写真を撮っていただいたお二方もありがとうございます)。BさんのTシャツとギターを見れば何を演奏しているか分かる人には分かるかと思います。今回の最大の課題はカッティングのキレでした。カッティングは以前からやっていましたが、テンポが速い曲でしたし、コードチェンジが細かい曲なので、最初は凄くゆっくりのテンポからスタート。本番まで間に合うか心配でしたが、本番までに原曲のテンポに間に合いました。1つ前のKさん同様、凄く上達を実感できた1年になったのではないでしょうか。撮影に演奏に本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

第三部のラストは今年の夏に入会したばかりのHさん。ジャズのスタンダー曲を披露。他のジャズギター教室でしっかりと基礎を積まれているものの、フレージングに頼りがちなアドリブになってしまうのが悩みとの事でした。レッスンではフレーズの元になるトライアドのアプローチに取り組んできましたが、本番では随所でそのアプローチを感じさせる演奏になっていたかと思います。時折「あれ?僕のフレーズ?」と思う所があり、後で聞いてみたら「先生のフレーズをコピーしました」とのことでした。でも、それが取ってつけたようではなく、自然な形で演奏できていたので良かったと思います。今後もその姿勢でジャズギターの練習と演奏に励んでいただけたらと思います。

最後はお約束の講師演奏。時間が押していて演奏するかカットするか迷いましたが身体が勝手に動いてしまいました。曲は決まっていましたが、リハも打ち合わせも全くしていなかったのでどうなるかと思いましたが、そこは百戦錬磨のお二方。暴走気味の僕の演奏にピッタリと合わせてくれました。発表会の主催者という立場を忘れて演奏を心から楽しませていただきました。お二方には当教室の発表会の第一回目から演奏をお願いしています。感謝せずにはいられない今日このごろです。

エレキベースからウッドベースまで、オールジャンルにご活躍のベーシストの宗像博善(むなかたひろよし)さん。今回も演奏はもちろんのこと、機材のセッティングをはじめ色んなところで助けていただきました。同級生ですが僕にとっては頼れる兄貴的な存在。いい加減心配をかけないギタリストにならなくちゃなと反省する今日このごろ。

ライブやコンサートの情報は宗像さんの公式サイトからご覧いただけます。

ドラマーの森田伊宏(もりたただひろ)さん。ベースの宗像さんからの紹介で2011年の第一回目の発表会からずっとサポートをお願いしています。頼りになるドラマーです。森田さんは大宮で音楽学校を運営しています。ドラムだけではなく、ボーカル、ギター、ベース、ポピュラーピアノ、楽曲制作(DTM)のコースもあります。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

おまけ。今回の発表会で道祖尾が使用した4本のギターです。今年も弦が切れたり音が出なくなったりするようなトラブルがなくて良かったです。発表会はもちろんのこと、レッスンに、ライブに、練習に、長年付き添ってくれて、もはや僕の分身のような存在。これからも長く付き合えるように大切に扱っていきます。

今回発表会に間に向けて新たに導入した新しい機材のYAMAHA STAGEPAS 200と、UAFX Dream ’65 Reverb Amplifier。両方とも使い慣れていないので、本番でトラブル続きでした。でも、幅広い用途に使用できる機材なので、これからしっかりと使い方を覚えていきます。今後、イベントにライブに活躍すること間違いなし!

今年もみなさまのお陰で無事に発表会を終えることができました。最後はお約束のコールでニコッと良い笑顔。

※ご要望により一部モザイク加工を施しております。

プログラムの挨拶にも書きましたが「100回の練習より1回の本番」をステージ上で体感できたかと思います。この経験はきっとみなさまの人生のハイライトになるかと思いますし、大きな自信につながるかと思います。この調子で今後もギターを楽しんでください。

今回も学びの多い発表会となりました。次回の発表会がより良いものになるように、上手く行かなかったところはしっかりと反省し改善に努めていきます。これからもさいのおギター教室をどうぞよろしくお願いいたします。

第一部の様子はこちら

第二部の様子はこちら

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