ジャズギター研究会#3(ジャズセッション)が終了しました

ジャズギター研究会#3(ジャズセッション)が終了しました。

ジャズギター研究会とは、ジャズギターの講座とセッションが合体したイベントです。講座で学んだことをすぐに実践するという流れで行っています。

今回取り上げたのはジャズ・ブルースです。ブルースの特徴をはじめ、普通のブルース(3コード)とジャズ・ブルースの違いなどを解説。

今回取り上げた曲は、Vibraphone(ヴァイブラフォン)奏者、Milt Jackson(ミルト・ジャクソンの『Bags’ Groove』でした。

この曲は、僕がジャズギターを習い始めて一番最初に覚えた曲です。当時全く知らない曲でしたが、ジャズギターの先生だった鈴木“ポンちゃん”康允先生に「すぐに覚えられるよ」とその場で弾いていただき真似して覚えました。今回はちゃんと譜面を用意したのですが、プリントアウトまでしておいて自宅に忘れてきてしまいました。でも、当時の僕と同じように、みなさますぐに覚えてくれました。

『Bags’ Groove』を弾いている様子です。KeyがFのブルースで、メインテーマがFマイナーペンタトニックスケールで作られています(一部違う部分もあり)。

ホワイトボードで説明。ペンタトニックスケールでのアプローチの他、コードトーンを使ったアプローチも解説。「コードトーンだけだとジャズっぽくならない」というお悩みを受け、エンクロージャーという、コードトーンを装飾するアプローチも解説。これだけでグッとジャズ的になってくるかと思います。

あとは、4Bars(フォーバース)という、ソロを4小節ずつ交代しながら回していくという形式も解説。ソロに夢中になっちゃうと、どこをやってるか分からなくなりがちなので、すごくいい練習になるのですよね。

講師と参加者でデュオ。Kさんはギター指板上の音が割と見えていますが、ジャズ的な演奏にまで落とし込めていない様子。ある程度ジャズの仕組みが分かってきたら、自分でソロのラインを作る練習をしてみるのが良いかと思います。その過程でより一層理解が深まります。あと、伴奏に関しては一本調子になりがちなので、実際のジャズ音源から、ギタリストはもちろんのこと、ピアニストや、ホーンセクション、ストリングスなどの伴奏に耳を傾けてみてください。

普段は弾き語りやロックを演奏しているUさん。ジャズギターはまだ始めたばかりですが、ペンタトニックスケールによるソロはとても歌心があって良かったです。コードがまだおぼつかないので、レパートリーを少しずつ増やしつつ、コードを覚えていっていただけたらなと思います。

ラリー・カールトンのコピーをはじめ、ソロギターのアレンジを自身で行っているIさん。最初に紹介したKさんと一緒で、自分のスキルをジャズの演奏に落とし込めていない様子。やはり実際のジャズプレイヤーの演奏から学ぶのが一番良いですよね。コピーや分析を通じて、ジャズラインがどのように作られているのかを学んだ上でトレーニングを続けるうちに、自然にジャズ的なサウンドがでてくるようになるので、ぜひジャズライン作成をお試しください。伴奏は、色々と挑戦している姿勢が見られて良かったです。その調子でどんどん引き出しを増やしていきましょう。

という感じであっという間の3時間。今回もなかなか濃い時間でした。

次回は4月23日(日)13時〜を予定しています。ジャズギター経験者はもちろんのこと、ジャズギター初心者、ジャズセッション未経験の方も大歓迎です。また近々詳細をお知らせ致しますので、興味のある方はぜひ空けておいてくださいねー!!

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