ジャズギター研究会(ジャズセッション)終了しました
先日、桶川坂田コミュニティーセンター(スマイルピアザ坂田)の音楽室にて、ジャズギター研究会(ジャズセッション)を開催いたしました。
『ジャズギター研究会』とは、セッションに参加するために必要な知識や技術を学んでいただき、学んだ内容をその場ですぐに実践するという場です。
前半は、セッションの定番曲『Autumn Leaves(枯葉)』の音源を聴きながら、演奏がどのように進行しているかを分析してもらいました。今回はピアノトリオ(ピアノ・ベース・ドラム)に絞って聴き比べ。セレクトしたのはこの3つの音源。
まずは定番のBill Evans Trio。PianoはBill Evans、BassはScott LaFaro、DrumsはPaul Motian です。
こちらはThe Great Jazz Trio。PianoはHank Jones、BassはRichard Davis、DrumsはElvin Jonesです。
最後はThe Super Jazz Trio。PianoはTommy Flanagan、BassはReggie Workman、DrumsはJoe Chambersです。
いかがでしょうか?同じ編成で同じ曲なのにすごく違いを感じませんか?ここがジャズの面白いところですよね。今回はこの3つの音源を参加者のみなさまに聴いていただき、気がついたことを発表していただきました。みなさまもぜひ聴き比べしてどこがどう違うのか考えてみてください。色んな発見があるかと思います。
その後は、写真を取り忘れてしまいましたが、参加者のみなさまに実際ドラムを叩いてもらいました。僕自身ドラムは素人同然なのでとても教えられるレベルではないのですが、いい機会だと思いみなさまにもちょっと叩いてもらいました。ドラマーの偉大さを感じずにはいられない瞬間でした。
少し休憩してお待ちかねのセッションタイム。前半は「これぞジャズの演奏!!」と熱が入りすぎてしまったので、ここからは少しリラックスした雰囲気を心がけて進めていきました。
普段は弾き語りをしているとのこと。アドリブソロにまだ慣れていないので、1弦を人差し指のみで弾いてもらったり、ペンタトニックスケールを1音〜3音で弾いてもらったりしました。弾き語りをしているだけあってとても歌心あるフレージング。ナイスでした。
ジャズギター研究会(セッション)に初参加。昨年末に当教室に入会したばかりですが、とても勉強熱心。僕と世代が近いだけあってギターのルーツ(ロック)が似ていて楽しいです。指板も見えているしテクニックもあるので、この調子でセッションの経験もたくさん積んでいただけたらなと思います。
最近メキメキと力をつけてきました。大きくロストすることもなくなり、コンピングの引き出しもだいぶ増えてきました。視野がだいぶ広がった印象。今後は4ビートだけではなく、ワルツ、ボサノヴァ、ファンクなどの曲調にもチャレンジしていきましょう。
みなさんギター弾きですが、ドラムを叩いてもらったり、ベースを弾いてもらったりと、色々と体験できたのではないかと思います。今はギタリスト限定で行っていますが、いずれは、ベーシストやドラマーの方にも参加していただけるようなセッションの場に育てていきたいです。
『桶川にジャズセッションの文化を根付かせる!!』をテーマに始めたプロジェクト。まだ始まったばかりですし、達成するまで何年かかるか分かりませんが、必ずや成し遂げたいと強く思う今日このごろです。今後ともよろしくお願いします!!