ギターのコードを上手く押さえる・音をきれいに出すコツ5選
ギター初心者の方が必ず通る道の1つに『コードが上手く押さえられない・きれいに音がでない』と言うのがあります。僕自身、最初のうちは何度も挫けそうになりましたし、ギター講師としての仕事を通じて、そのような生徒さんをたくさん見てきました。それらの経験を踏まえて、今回はギターのコードを上手く押さえる・音をきれいに出すコツを5つ紹介いたします。
1.爪を切る
弦を押さえる方の爪が伸び過ぎていると、爪が指板に当たってしまい弦を押さえる角度が甘くなってしまいます。この場合、隣の弦に触れてしまい音がでなくなります。実際にレッスンでそのような状態になっている生徒さんがいらっしゃいます。爪を切っていただくこともありますが、それだけで解決することもあります。
2.ギターを調整する
コードに苦戦している生徒さんのギターをお借りして弾いてみると僕でも苦戦することがあります。そこで僕のギターを生徒さんに貸して弾かせてみると、すんなりと弾けてしまうこともしばしば。これは明らかにギターの調整不足です。僕がチェックする部分はナット、ネック、サドル、フレットの4つです。それぞれを適切に調整することによって弾きやすくなります。いずれの調整も経験と知識を要するので、リペアショップに相談するのが良いかと思います。
3.押さえ方を意識する
押さえる位置や角度を意識しましょう。押さえる位置ですが、原則フレットの近くを押さえます。でも、フレットの近く過ぎても音がこもってしまう場合もあるので注意。あと、指が重なるようなフォーム(Aなど)は、全ての指をフレットの近くに置くことは不可能なので、その場合はうまくずらしてなるべくフレットの近くに指が置けるようにしましょう。押さえる角度は、隣の弦に触れないようになるべく指を立てるのが原則ですが、指先だけではなく、ギターの構え方、手首の角度、親指の位置なども工夫しましょう。
4.弦の太さを変える
弦の太さを一回り細いセットにすることで弦の張力が弱くなり押さえやすくなる場合もあります。アコースティックギターでしたら011、015、022、032、042、052あたりのセット、エレキギターでしたら009、011、016、024、032、042あたりのセットが良いかと思います。ただし、メーカーや、弦の材質によって若干テンションが違うので、色々と試してみると良いと思います。クラシックギターは、メーカーにもよりますが「ノーマルテンション」や「ローテンション」という表記があるものを選べば良いかと思います。
5.運指を変える
教本やコードブックに表記されているとおりに押さえている方が多いかと思いますが、前後のコードの流れによっては運指を変えた方がスムースにチェンジできる場合があります。柔軟な発想で取り組んでみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。コードが上手く弾けないのは技術的な部分もあるかと思いますが、その他にも原因がある場合もあります。今回紹介した5つのコツがみなさまのお役に立てれば嬉しいです。それではみなさま、楽しいギターライフをお過ごし下さい!!