ギター基礎見直し講座が終了しました

年末恒例の「ギター基礎見直し講座」が、無事終了しました。
昨年は「譜面の読み方」にフォーカスした内容でしたが、今年はテーマを「指板」に設定。タブ譜やダイヤグラムに書かれている内容を五線譜に書き換えたり、逆に五線譜の情報をタブ譜へ落とし込んだりと、譜面と指板を行き来しながら理解を深めていく内容に取り組みました。
タブ譜があれば、指板上の音名が分からなくても演奏自体は楽しめます。ですが、指板の音名を把握してくると、譜面に書かれているコードやフレーズが指板と立体的につながり、「いま、何を弾いているのか」が感覚的に分かるようになってきます。この感覚が身についてくると、覚えるスピードが上がり、ミスも自然と減っていきます。
作成したテキストにはかなり頭を使う場面も多かったと思います。普段あまり使わない部分に負荷がかかる内容でしたが、こうした「少し大変」と感じる経験こそが、後々大きな力になっていきます。
最初のうちはなかなか実感が湧きにくいものですが、「指板のどこに、どの音があるのか」が少しずつ見えてくると、この練習や考え方がどれほど大切かを、きっと体感できるはずです。
本来であれば、こうした内容も日々のレッスンの中でじっくり取り組みたいところですが、限られた時間の中で深く掘り下げるのはなかなか難しいのが正直なところです。だからこそ、こうしてまとまった時間を取って集中的に取り組む講座の大切さを、あらためて実感しました。
以前は定期的な開催を目標にしていましたが、近年はなかなか思うようにいかないこともあります。それでも来年は、こうした基礎を見直す機会を、もう少し増やしていけたらと考えています。また、より気軽に参加していただける講座にしていくためにも、
「こんな内容の講座があったら嬉しい」
「ここが分からなくて困っている」
など、リクエストがありましたらぜひ教えてください。
興味はあるけれど、今回は見送ったという方も、来年はぜひ一緒に、ギターの基礎をじっくり見直す時間を持ちましょう。
それでは今後ともよろしくお願いいたします。

