おたのしみ会(クリスマス会)が終了しました

おたのしみ会(クリスマス会)が、無事に終了しました。
コロナ禍をきっかけに、しばらく開催を見送っていましたが、昨年末にようやく復活し、今年もこうしてこの時間を持つことができました。あらためて、参加してくださった皆さまに感謝いたします。
おたのしみ会は、発表会やおさらい会のような「本番」とは少し違い、「弾きたい人が、弾きたい形で楽しむ」ことを大切にした、気軽でアットホームな集まりです。
弾き語り、ソロ演奏、合奏など、スタイルもジャンルも自由。今回は少人数ならではの近い距離感もあり、演奏の合間に自然と会話が生まれたり、お互いの音に耳を傾けながら、じっくりと演奏を味わう時間になりました。終始、穏やかであたたかな雰囲気の中で会が進んだのが印象的です。

レッスンでいま取り組んでいる曲を披露してもらいました。発表会(ホール)での演奏や、自宅での練習、教室で弾くときとはまた違った空気の中で、あらためて新鮮な感覚を味わえたのではないかと思います。僕はエレキギターで参加しましたが、意外にも曲の雰囲気にしっくりと馴染み、良いアンサンブルになりました。発表会のときと同じく、物怖じすることなく、のびのびと堂々とした演奏がとても印象的でした。

発表会が終わったあと、「これからどんな音楽をやってみたい?」と聞いてみたところ、ファンキーなカッティングが印象的な名曲をいくつもリクエストしてくれました。今回はその中から、70年代を代表する一曲を披露。練習を重ねるごとにカッティングのキレが増し、リズムのノリもどんどん良くなってきています。僕自身、この時代の音楽が大好きということもあり、演奏していて思わずこちらまで楽しくなってしまいました。これからどんなギタリストに育っていくのか、今後の成長がますます楽しみです。

普段は他のスクールでボーカルレッスンを受けており、そこで現在取り組んでいるという曲に、今回は弾き語りでチャレンジしてくれました。自宅では、マイクやギターアンプを使って大きな音を出しながら練習する機会は、なかなか限られてしまうものだと思います。こうした場で、歌とギターを同時に鳴らしながら表現できたことは、とても良い経験になったのではないでしょうか。これからもギターのスキルアップを図りつつ、ぜひ歌うことも楽しみながら、音楽の幅を広げていってもらえたらと思います。

2年前の発表会で演奏した曲に、あらためて再チャレンジしてくれました。当時と比べると、音の出し方やフレーズの歌わせ方など、表現力が格段に身についてきたのを感じます。演奏も大きく崩れることなく、最後まで集中力を保ったまま弾き切ることができました。ぜひこれからも、この曲を大切なレパートリーのひとつとして、じっくり育てていってもらえたら嬉しいです。

最後はクリスマスソングを、参加者みんなで合奏しました。エレキギター4本にクラシックギター1本という五重奏編成で、少し実験的な試みではありましたが、回数を重ねるうちに音が自然とまとまり、3回目にはしっかりと一体感のある演奏に。試行錯誤しながら音を合わせたこの時間も含めて、思い出に残る、いいクリスマスの記念になりました。
演奏後は、恒例のおやつタイム。世代は違っても、音楽をきっかけに自然と会話が弾み、楽しいひとときとなりました。そして恒例のじゃんけん大会(ささやかなプレゼント付き)も開催。プレゼントは、ギターのメンテナンスやチューニングにまつわるグッズを厳選。気に入ってくれるとうれしいです。まさに「おたのしみ会」らしい時間となりました。
来年も、また開催する予定です。教室のみなさまに、より気軽に音楽やギターを楽しんでいただける場になるよう、これからも工夫を重ねていきたいと思います。少し気が早いですが、年末にまたこの場所で、みなさまと音楽の時間を共有できることを今から楽しみにしています。


