ギター弦張り替え&メンテナンス講座が終了しました

ギター弦張り替え&メンテナンス講座が終了しました。

本講座の趣旨はズバリ「体験すること」でした。弦の交換やメンテナンスは中々いっぺんには覚えられません。それ故に「体験すること」が億劫になってしまうのですよね。なので、受講者のみなさまには、まずは体験していただき経験を重ねていただけたらという思いでこの企画を致しました。弦の交換のやり方と、簡単なメンテナンスについて進行していきました。

まずは弦交換をする前に現状のチェック。不具合などないか?弦高はどうなってるか?ネックの状態やボディーの状態はどうなってるかをチェック。

その後は弦を外す。弦の張力がなくなるくらい弦を緩め、12フレットあたりからニッパーで切断弦します。切断しなくても弦を外せますが、切断した方が弦を外しやすくなるので切断してから弦を外すことをおすすめします。その際使用するニッパーは硬いものを切る専用のものをおすすめします。おすすめのニッパー(PICKBOY SC-150 )はこちらです。

マスキングし、ピカール(研磨剤)でフレットを1本1本丁寧に磨きました。手間がかかりますが、ピカピカになったフレットは見た目の美しさだけではなく、弾きやすさや、音色にも良い影響をもたらします。もしご自身のギターのフレットがくすんでいたり錆びていたらぜひフレット磨きをしてみてください。ちなみに今回使った研磨剤(ピカール ケアー)はこちらです。多分これだけで一生持つんじゃないかなと思います。もちろん、ギター以外の用途もあるので興味のある方はぜひお試しください。

フレットを磨いたあとは指板専用オイルでクリーニング。これからの季節乾燥するので、汚れ落としついでに指板の保湿をおすすめします。今回使用したオイル(Freedom Custom Guitar SP-P-11 Lemon Oil)はこちらです。 

指板のお手入れが終わっていよいよ弦の取り付けです。失敗することを想定して、予備の弦を用意しておきました。みなさん悪銭苦闘しながらも何とか頑張りました。

アコースティックギターの内部を撮影。ボールエンドがブリッジピンの先に引っかかっちゃっています。このまま弦を巻くとあるところでバチン!!と正常な位置にボールエンドが勢いよく動きます。木部を痛めてしまうので、そうならないようにサウンドホールから手を入れてボールエンドがどうなってるか手探りでチェックしてみることをおすすめします。慣れればそんなことをしなくても大丈夫なのですけどね。

これが正しい位置です。ちょっとピンボケしてしまって見ずらいかも知れませんが先程の写真との違いが分かりますでしょうか?

弦の巻きつけ方にちょっと苦戦中。5弦ですが、これは本来下に下に巻いていくのですが、上に巻いてしまってお団子状になっちゃってますね。でも良いんです。最初はみんなそういうものです。僕もギターを始めたころは訳が分からなかったので、お店に飾ってあるギターをよく観察したものです。今見たいに気軽に写真を撮れなかったし、ネットもない時代でしたからねー。この後僕が責任をもって修正いたしました。

こんな感じであっという間の3時間。僕の段取りが悪く、ちょっと最後は時間が足りずバタバタしてしましました。でも参加者のみなさまに手伝っていただいたお陰で何とか時間前に退室することができました。

講座を終えてみて、改めて「弦を自力で交換すること」「メンテナンスをこまめに行うこと」の大切さを実感しました。今回はエレキギター、クラシックギター、アコースティックギターとそれぞれ構造も弦の材質も違うギターだったので、指導するのにてんてこ舞いでした。今後は教室でマンツーマンで行おうかと思案しております。

ネックのトラスロッド調整や、ポット、ジャックの交換などは専門的な知識を要するので、これらのメンテナンスは最寄りのリペアショップに任せるのがおすすめです。

埼玉県桶川・上尾周辺でおすすめのショップはこちら。

上尾サウンドトラベル
僕がギターを始めた頃からお世話になってる楽器店です。店主の中込さんにはいつも色々と相談にのってもらってます。ギターはもちろん、ウクレレ、エフェクター、弦、ピック、教本、スコア、その他小物類も充実しています。

上尾DOVER
ギター好きにはたまらないショップです。良いギターがたくさん置いてあるので行く度に欲しくなっちゃいます。近年は自分でギターをいじっちゃってますが、電気パーツやナットに関してはいつもお願いしています。

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