第15回ギター教室発表会終了しました(第一部)

第15回さいのおギター教室の発表会が終了しました。
インフルエンザが流行っているなか、欠員が出ずに無事に終わってホッとしています。これも、みなさまのご協力あってのことだと思います。改めて感謝いたします。
それでは記憶を辿りながら今回の発表会をリポートします。

発表会のプログラムは、第5回からこのデザインで作成しています。一昨年、昨年は鮮やかな空色でしたが、今年は用紙を買いに行った日が曇天だったこともあり、なんとなく「ブルークラウド」という少し渋めのカラーを選びました。今回も例によって家族に手伝ってもらい、とても助かりました。

エントランスのお花は、ご近所のお花屋さんに「いつもの感じでお願いします!」という、かなりアバウトなオーダーをしたのですが、今回もイメージ通りに活けていただきました。いつも本当にありがとうございます。
そして、このエントランスの設置をはじめ、さまざまな面で献身的にお手伝いくださったHさんにも、心より感謝いたします。

ステージの様子。今年もアコースティックギター(クラシックギター)の独奏・重奏に加え、エレキギターによるバンドアンサンブルなど、バラエティに富んだ内容の発表会となりました。

演者目線から。天井が高く、ステージに奥行きもあるので、演奏していてとても気持ちが良い空間です。

開演のブザーがなりいよいよ第1部がスタート。今年はどんな発表会になるでしょうか!?


今年もトップを飾ったKくん。最近は譜読みがだいぶ早くなってきました。今回チャレンジした曲は、音程差の大きいフレーズが多く、弦飛びやポジションチェンジがたくさんありましたが、とても上手に弾けました!

今年はソロギターで参加してくれたTくん。難易度の高いアレンジだったので「本番までに間に合うのか!?」と心配もありましたが、基礎からしっかり練習に取り組んでくれました。本番では、発表会前の最後のレッスンのときよりも良い演奏を聴かせてくれました。よく頑張りました!


昭和の音楽やアニメが大好きなMくん。今回演奏した2曲には、ゲネラルパウゼ(曲の流れを一瞬止めて緊張感を生み、次に始まる音をより引き立てる技法)をはじめ、拍子のチェンジ、フェルマータ、リタルダンドなど、呼吸を合わせる場面が多くありましたが、とてもよくできていたと思います。ギターの技術的な面だけでなく、音楽的にも大きな成長を感じました。

発表会参加の有無をギリギリまで悩んでいたKさんでしたが、勇気をもって参加していただきました。でも蓋を開けたら初参加とは思えないくらいの落ち着いた雰囲気を醸し出していました。「いつか弾けるようになりたい!」と言っていた曲をこの大舞台で弾けました。ひとつ夢が叶いましたね。これからも「いつか弾けるようになりたい!」を実現していきましょう!

今年はソロで参加(続く四重奏も参加)のHさん。以前から「いつか弾いてみたい」と言っていた曲にチャレンジ。セーハが多く大変だったと思いますが、目標がひとつ叶いましたね。教本の進み具合からしたら、少し背伸びしたチャレンジだったかも知れませんが、技術的な部分だけではなく、表現力も大きく進歩しました。

第1部の締めくくりを飾ってくれたのは、四重奏の皆さんでした。このメンバーとは、月に一度、教室近くの坂田コミュニティセンターの音楽室で、コツコツと練習を積み重ねています。
今年も前回に続き、僕の編曲した曲にチャレンジしていただきました。もとはピアノ・チェロ・バイオリンのトリオ曲でしたが、ギター四重奏用にアレンジしたところ、とても相性がよく、仕上がりも素晴らしいものになりました。いつか譜面として形にし、多くのギタリストに演奏してもらえる日が来たら嬉しいです。
そのほかの曲も、速弾きや拍子の変化など難所が多く、発表会が近づくにつれて、僕自身も含めメンバー全員に少し焦りがありました。でも、本番ではしっかり集中して、全員がそれぞれのベストを出し切れたと思います。
思い返せば、2018年の発表会後に「四重奏をやってみたい」と声をかけてもらったことがすべての始まりでした。翌年の2019年に初披露してから、気づけばもう6〜7年も続いているんですね。本当に素敵な歩みです。
これからも、このメンバーと一緒に、アンサンブルの楽しさや奥深さをより多くの方に届けていけたらと思います。今回のステージが、また次の一歩につながりますように。


